男子|結果報告 甲南戦 新人戦

7月2日(土)に行われました、
甲南戦新人戦の結果についてご報告致します。

×学習院56-115甲南大学
①16-40
②14-18
③10-32
④16-25
以上の結果で敗退致しました。

上位得点者
①26得点 #17伊藤(1年)
②13得点 #75宇佐美(3年)
③8得点 #6黛(2年)

〈2年 黛〉
甲南戦初日の新人戦は、これまでの公式戦でプレータイムをあまり獲得できなかった1、2年生主体のチームで戦うこととなりました。スタートメンバー5人でほぼ40分フル出場という体力、メンタルともに非常に厳しい試合でした。
即席チームでもあったため、1Qは個々の役割を果たせず、大差を付けられてしまいました。しかし、2Qで個々の役割をはっきりさせ、持ち直すことができました。しかし、3Q、4Qと甲南大学のプレスに対応しきれず、大敗となってしまいました。
結果としては非常に悔しいものとなってしまいましたが、今回の試合は出場した5人が、今後Aチームの試合に出るために必要な役割を認識し、挑戦するこどでとても良い経験になったと感じています。40分という長いプレイタイムはなかなか経験できないことで、1、2年生が大きく成長する機会となりました。
そして改めてコロナ禍の中でも甲南戦開催してくださった甲南大学さん、大阪まで応援、コーチングに来てくださったOB、スタッフの皆様に感謝申し上げます。

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〈志津コーチ〉
新人戦はスコアの通り、こちらが多くの学びを得るゲームでした。
16年前、私が新入生だった記憶が蘇りました。

同世代のプレイヤーにボコボコにされながら、下級生特有の謎プライドと、溢れ出るイイワケが頭の中で入り混じり、心身共にズタボロになったトラウマです。
今日の試合でもそれに近い状態になっていた選手もいたことでしょう。

しかし荻野・後藤コーチは甘えを許しませんでした。

スポーツ推薦選手含む20人で戦う甲南大学を相手に、普段プレイタイムが少ないたった5人の下級生で挑戦し続けることを徹底しました。

理不尽な要求だなと思うのが普通ですが、理不尽かどうかは本人の捉え方次第だと思います。
本来、出場した下級生としては「関西1部のチームと40分間も対峙できるビッグチャンス」なのではないでしょうか。
逆にそういう風に、ポジティブに捉えた者勝ちだと思います。

我々社会人も、やりたくない仕事や理不尽な指示がトップダウンされる時があります。しかしそのタスクをどう捉えるか・どう扱うかによって、その仕事に意味や価値を創出することができると思います。
このタスクのゴールの先にあるメリットは?作業の中で得られるスキルは何か?など、意味を見出すことが大切です。

「意味のないことはやらない」のではなく「やるべきことに意味を見出す」のです。

新人戦に出場した選手の中にも、そういうイメージを持てた人がいればいいなと思いますし、実際持てた人にとっては今日の新人戦は価値あるゲームになったはずです。

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学習院大学輔仁会籠球部男子マネージャー 濱口夏希